基本的には砂糖やデンプンと言う形をしていて、体内でブドウ糖や果糖に変えられてから利用される。
1gあたり4kCalのエネルギー源になる。ブドウ糖は、脳組織、神経組織、筋肉などで燃料として使われる。さらにブドウ糖の一部はグリコーゲンとなり、肝臓や筋肉に、それ以外のものは脂肪となって体内に蓄積される。
不足すると起こりやすい症状 |
エネルギーの不足、うつ病 |
摂取時の注意 |
少糖類による摂取に偏らず、多糖類のデンプン質も含めてバランスよく摂取する。 |
多く含む食べ物 |
穀類、砂糖、イモ類、蜂蜜 |
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体内で水の次に多い物質。プロテインとも呼ばれる。筋肉や臓器の構成物質となる、成長と発達に
最も必要な栄養素。生命維持のための基礎的な働きをする酵素や、各機能を調節するペプチドホルモン、
病気と闘う抗体、神経伝達物質などの材料でもある。1gあたり4kカロリーのエネルギー源となる。
消化の段階で、さまざまな形のアミノ酸に分解され、必要に応じて再合成される。その際、体内で
合成されない「必修アミノ酸」が必要な為、食べ物でバランスよく摂取する必要がある。
不足すると起こりやすい症状 |
うつ病、記憶力、思考力の低下、神経症、体力低下 |
摂取時の注意 |
穀類や豆などの植物性たんぱく質と、肉類などの動物性タンパク質をバランスよく摂取する。 |
多く含む食べ物 |
大豆、肉類、乳製品、魚類、卵 |
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栄養もカロリーもほとんど無く、水を吸収して膨張する性質があるため、便量の増加やコレステロールを下げる働きが知られている。植物繊維は水溶性と非水溶性に大別され、それぞれ種類が多く、一つ一つの性質や働きが違う為多種類の食品から取ることが望ましい。
不足すると起こりやすい症状 |
便秘、心疾患、高血圧、糖尿病、十二指腸潰瘍、虫垂炎 |
摂取時の注意 |
固形や粉末の補助食品の場合、適量の水分を補給する |
多く含む食べ物 |
小麦胚芽、玄米、イモ類、豆類、海藻、キノコ類、かんぴょう、切干大根、干し柿卵 |
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生体膜や血液の成分になる。1gあたり9KCalのエネルギー源。脂溶性ビタミンの吸収、ベーターカロチンのビタミンAへの変換、カルシウムの吸収と組織化などを助ける。内臓などの各器官の周りについて固定させ、保護する。皮膚の脂肪層は体温維持を行う。胃酸の分泌を遅くし、満腹感を永続させる働きもある。脂質の主成分である脂肪酸は、結合の仕方で系列が分かれ、体内での働きも違うので、いろいろな食品からバランスよく摂取する必要がある。
不足すると起こりやすい症状 |
脂溶性ビタミンの欠乏、脳出血、神経障害 |
摂取時の注意 |
過剰摂取、特に飽和脂肪酸の摂り過ぎをさける。 |
多く含む食べ物 |
肉類、乳製品、魚類、植物油、ナッツ類、卵 |
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魚の脂肪には、脳の発育や機能維持をはじめ多様な効果をもつといわれるDHA(ドコサヘキサエン酸)や、血液をさらさらにするといわれるEPA(イコサペンタエン酸)が多量に含まれる。これらの成分は特に、海藻やプランクトンを食べ、寒いところにいるサーモンやマグロ、タラ、ニシン、イワシ、アジなどに多く含まれ、二重(不飽和)結合が多い為低温でも固まりにくい性質を持っている。
原料に多く含まれる有効成分 |
DHA、EPAなど(高度)不飽和脂肪酸 |
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血中のコレステロールや中性脂肪値を下げる不飽和脂肪酸のオレイン酸、リノール酸、αーリノレン酸、を多く含み、酸化防止機能があるビタミンEが含まれている。緑黄色野菜と一緒に摂るとビタミンAの吸収が良くなる。べに花油、大豆油、コーン油、米油、オリーブ油、小麦胚芽油などがある。
原料に多く含まれる有効成分 |
オレイン酸、リノール酸、αーリノレン酸、など不飽和脂肪酸 |
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